音響エレクトロニクス研究室(野村研究室)の卒研生配属情報をまとめます.
配属を希望するにあたって †
- こちらの資料も参考にしてください.研究室での指導方針などをまとめています(PWは大学の郵便番号7桁数字ハイフンなし).
- 研究室には電子情報学プログラム(II類,情報・ネットワーク工学専攻),電子情報システムコース(情報・通信工学科)の学生が在籍しています.
- 配属スケジュール,枠数などに関してはII類の研究室配属のページ,情報・通信工学科の研究室配属のページで確認してください.
- 自主性・意欲,特に研究する意志のある学生を望みます.
- 配属希望の場合,希望研究室登録期間が終わるまでに面談を受けてください.
- 面談申し込みは次のとおりです.
- UECアカウントから,野村(h.nomura(at)uec.ac.jp, (at)は@へ置換)宛に電子メールで申し込んでください.
- 適切な表題をつけてください.
- 必須な情報
- 学籍番号,氏名,プログラム(コース)
- 面談希望日時(日にちと時間を複数指定,30分程度)
お願いします.
- なくてもいいけどあるといい情報
- 進路(就職や大学院進学に関して)
- 興味ある研究テーマ(現在・過去を含め我々のグループで取り組んでいる・いた・いないにかかわらず)
- 質問事項
- その他
- 面談手段は特に指定がなければオンラインで設定します.対面を希望する場合は申込み時に連絡をください.
- 面談日調整のために電子メールで返信します.
- 希望調査で登録数が配属定員以内であれば,そのまま仮配属となります.定員を超えた希望者がいた場合はあらためて面接を行います.その場合,電子メールで連絡を行います.
- 大学院進学希望の有無は選考における最重要事項ではありません.ただし,私自身は大学院は研究する場所だと考えています.単に就職状況がいいなど,また理由が不明確な状態での大学院進学は私の考え方とは合わないと思います.
研究室公開 †
研究室の学生が研究テーマや研究室の様子の紹介を行います.教員からの話だけでなく,在籍する学生からの話を聞くことも,研究室選びの大きな判断材料になります.
- 場所: Zoomによるオンライン形式
- 日時: 2020年11月19日(木) 17:30-18:00, 11月20日(金) 17:30-18:00
- 事前申込みは不要です.
- 日付をクリックすると参加できます.UECクラウドアカウントで認証が必要です.
- いずれも終了しました.研究室紹介に参加しそびれた人は,下のビデオ記録をごらんください.質問等あれば野村までメールください.
- 当日(11/19)のビデオ記録はこちらです(UECクラウドアカウント ...@gl.cc.uec.ac.jp が必要です).
- 例年,研究成果のデモンストレーションを行っていますが,今年は見送ることにしました.
上記以外でも,面談等で研究テーマなどを説明します.希望者は"配属を希望するにあたって"に従って,野村へ連絡してください.
研究内容 †
音響工学とエレクトロニクス(電子工学)の融合である「音響エレクトロニクス」を研究領域としています.ヒトの聞こえる周波数帯(可聴帯域)から聞こえない周波数帯域(いわゆる超音波)の音波,さらには線形現象だけでなく非線形音響現象までも取り扱うところが,本研究グループの特徴です.
最近は超音波の非線形現象利用し,音波の波動性を応用した計測・イメージング技術,音波のエネルギー的性質を応用した技術,音環境改善技術の開発,さらには超音波利用の安全性を研究しています.そのための理論や計算機シミュレーション,実験,設計や装置試作を行っています.装置実現のために企業との共同研究も進めています.
キーワード: 音響学,音響工学,音響エレクトロニクス,超音波,非線形音響(特に波形歪み,音響放射圧,音響流),超音波イメージング,超音波応用計測,超音波距離計測,超音波厚み計測,超音波診断装置,非破壊検査,タイムリバーサル(時間反転),パラメトリックアレイ,パラメトリックスピーカ,低周波指向性音源,音響信号処理,音響数値シミュレーション
研究内容の詳細はこちらをご覧ください.
音響学・音響工学は学際的な学問であり,理学・工学・医学・文学・心理学など広範囲の学問をベースにしています.
そのうち,当研究室は基本的に工学部の電気・電子・情報工学科で扱うような分野が大部分です.
おそらくみなさんがイメージするような「音響」(例えば,PAなどを扱う音響エンジニア,音響オペレータ,舞台音響など...)からかけ離れているかもしれません.
卒研のテーマはこれらに関連する内容,または教員や大学院生が新規に提案するテーマから選ぶことになります.学生からの提案も歓迎します(内容によっては,必ずしもそのテーマを実施できるわけではありません).
大学院生には修了するまでに複数回の学外発表をしてもらいます.そのことを見越し,学術的だったり,学外発表できそうなテーマを選ぶ場合が多いです.ただし,卒研は卒研,大学院の研究は大学院の研究でテーマを途中で変えることも問題ありません.
研究室活動 †
指導方針: 手とり足とりの指導は行いません.自ら研究する意志を持っこと,自分の頭で考え,自ら手を動かすこと.受け身のままでは得るものはありません.失敗を重ね,そして疑問を持ち,そこから考えて,ゴールに到達してください.そこで得たことは,誰かがから教わってわかった(気になる)以上に得るものが大きいです.
また,頑張る必要はありません.中間発表や最終発表,提出日前に慌てるのではく,日頃からコツコツとコンスタントに研究を進めてください.
- コアタイムはありません.各自でスケジュールコントロールしてください.
- ゼミは次を予定しています
- 前期: 英語テキストによる輪講,研究進捗報告会
- 後期: 外国語論文紹介,研究進捗報告会
- 随時: 卒研発表・中間発表,学会発表の練習
卒業研究の進め方 †
例年,スケジュールは多少動きますが,だいたい次の様に進めています.
- 前学期中は主に音響学・音響工学の基礎事項について輪講や授業(音響工学)にて学びます.また,課題としていくつかの実験等を実施し,ゼミで発表します.
- 同時に大学院生や教員からの研究テーマ紹介をもとに,6, 7月中に各自の研究テーマの大枠を決めます.
- その後,過去の実験の追試を行うなどしながら,各研究テーマの基礎技術を身につけます.
- 夏休み前や夏休み中は中間発表(例年9月中)に向け,研究を進めていきます.
- 研究が本格化するのは夏休み明け,中間発表後になります.このときに研究の目指すべき方向性を決めていきます.
- 得られた結果を研究進捗報告会で発表し,研究室メンバーで議論していきます.
- 12月中には研究の最終的な見通しを立てます.年内に卒業論文の方針を考え,執筆を開始します.
- 年明け早々にタイトルを確定し,論文の仕上げと,不足データ取得ための実験を行っていきます.
卒業生就職先 †
卒業生の就職先は音響機器メーカにかぎらず,多岐分野に渡ります.例えば(順不同,大学院修了含む)
日本アイ・ビー・エム・サービス|富士通|セイコーエプソン|キヤノン|東海旅客鉄道(JR東海)|ローム|パシフィックソフトウェア開発|本田技研工業|プリモス|ソニーLSIデザイン|Aiming|東京電力|富士重工業|パイオニア|アルプス電気|日立メディコ|エス・ジー|ジャトー|日本システムソフトウェア